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家事動線、生活動線そして介護動線

10月 2nd, 2014Posted by ポポン

住まいを新築する時、介護が必要な家族がいたら、介護が現実的ですから、それぞれの部屋の間取りなどを生活動線や家事動線だけでなく、介護動線からも具体的な考えていくことができます。たとえば、介護室で、色々介護をして、家事などに戻る時、必ずすることがあります。それは、手洗いです。そこで、介護室に簡単な洗面台を設置することがあります。わざわざ洗面脱衣室に寄って、手洗いをしなくても良くなりますし、介護される側も歯磨きをします。場合によっては、洗面をすることもあります。介護室の出入り口も引き戸にし、廊下も介助しやすいように、幅を広く取ります。トイレの間取りにしても、できるだけ、介護室の近くに設けます。
私の父親が住まいを新築した時、祖母は介護が必要な状態でした。
新築するまでの住まいは、段差もあり、長い廊下で結ばれている離れに祖母の部屋があったので、母屋のキッチンやトイレも離れていて、家事動線や生活動線も長く、介護動線は分断されていました。介護の大半を担う母親は、かなりの負担でした。住まいの老朽化もあり、介護しやすく、祖母が家族から孤立しないような住まいを新築することになりました。通常、1階のトイレや洗面所というのは、LDKでくつろぐ家族だけでなく、来客も使用することを想定して、リビングから動線が短く、スムーズになるところに設置します。
そこで、玄関の近くにトイレを設置しました。祖母のプライベートルームからは、少し動線が長くなってしまいますが、2m弱ですから、問題ないと思いました。しかし、実際に生活をし始めると、来客はそんなにないのに、祖母にとっては、この距離が負担になりました。
入浴はディサービスでしてきますし、手洗い、洗顔、歯磨きは自室内に簡単な洗面台を設置しました。祖母の部屋のすぐ近くに、トイレを設置すれば、杖や手摺を使って、自立歩行して、トイレに行くのにも、負担が軽減されたのにと反省しています。