居住性と玄関の位置

住まいを新築する時、玄関の位置を考えます。普段、風水や家相など、気にしない人であっても、一生に一度、自分の住まいを建てようと思った時、方角とか、方位とかが気になります。一般的には、太陽の昇る方角で、新しい気が入ってくると言われて東南が良い位置というのが言われています。しかし、現代の土地を取り巻く環境は、そういう方角を考え、実現するのが難しい状況になってきました。むしろ、周囲の環境をよく考えて、玄関を設置することも大切になっています。例えば、交通量の多い道路に面した位置に玄関を作ると、家族が外へ出た時にかなり危険です。また、気候的にも、日本海側では、北西の季節風のために、東南に雪が多く残ってしまいますから、東南に玄関をつくらないようにするそうです。

私の友人の場合は、住まいの西側に比較的大きな川が流れています。新居を北西の角地に建てることになりました。夏はそんなに問題はありませんが、冬には、冷たい北風が遮蔽物の無いまま、川面を吹き下りてきます。そのため、住まいの北側の道路は、すぐに凍ってしまい、昼過ぎまで、とけません。もし、北側の道路に面して、玄関を設置したら、凍った道路に出なくてはいけません。また、玄関を開けるたびに、冷たい北風が吹きこんできます。そこで、西南の角に玄関を作ることにしました。北からの風を避けるために、玄関の北側に東西方向に風除けのブロック塀を設置しました。もちろん、玄関ドアを選ぶ時には、断熱性と気密性と耐風性を備えた開きドアでなく、引き戸にしました。突然強い風が吹いて、ドアが勢いよくしまったら、怪我をしかねないからです。玄関の位置と玄関引き戸をよく考えて、選んだので、玄関の温度が極端に下がることなく、安全に出入りすることができます。風水や家相なども重要ですが、現在の土地環境を考えると、居住性を考えて、玄関の位置を決めていかなくてはいけないと思います。

This entry was posted on 木曜日, 9月 11th, 2014 at 2:50 PM and is filed under 新築・注文住宅, 玄関. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

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